もうこれ以上、許さない

ー〈すぐに聞いてあげれなくてごめん〉ー
いつだって優しくて…
他の男の話のために、出張から帰るや否や駆け付けてくれた誉。

ー「これ以上月奈を苦しめたら、その時は許さない」ー
いつも心配してくれて、助けてくれて、守ってくれてた誉。

いったい今まで…
どんな思いで協力してくれたんだろうっ。
どんな気持ちで相談に乗ってくれたんだろう!

ぐわりと涙が込み上げて…
息も出来ないくらい苦しくなって…
心が潰れそうになる。

「ごめっ…
今までずっと、ごめんなさいっ……」

知らなかったとはいえ、あたしはずっと誉を傷付けてた。
もう誰にも甘えたくなかったのに…
誉に甘えて、結局こんなふうに苦しめてた。

「っ、月奈は何も悪くないっ。
たとえ壁を高くされても、何度断られたとしても、気持ちを伝え続ければ良かったのに…
こんな攻め方しか出来なかった、自分が悪いだけだからっ」

「ううんっ、あたしが誉に甘えたからっ!」

「俺は嬉しかったよ!」
その言葉と同時、ぐっと抱き寄せられて。
ぎゅうっとその温もりに抱き締められる。


「月奈に甘えられて、頼られて、すごくすごく嬉しかった…
だから、これからも甘えてほしい。
俺が一生守るからっ、ずっとそばにいてほしい。
月奈、愛してるっ…」