「それに、あいつには婚約者がいるって聞いてたから…
俺にもまだチャンスはあるかもって。
チャラそうな奴だったから、どうせ出張期間中の遊びだろうって。
だから俺は、あいつの事で苦しむ月奈を支えようと思った。
でもあいつとの過去を聞いて…
さすがに太刀打ち出来ないと思った。
記憶を失くしても、婚約者がいても、月奈に惹かれずにはいられないあいつと。
あんな辛い思いをしても、何年経っても、あいつを想い続ける月奈の間には…
微塵も入る隙なんかないって。
わかってたんだけど、諦めきれなかった…
それでもそばにいたかった。
だから協力したり相談に乗ったりして、みっともなくしがみついてたっ」
そう苦しげに顔を歪める誉に…
胸が矢継ぎ早に貫かれて。
「待って…
うそ待って……」
今さらのように、それらが思い起こされる。
ー「1%でも可能性があるなら、いくらでも待つ」ー
あたしの、そんな気持ちを知りながら…
ー「そんなに好きなんだな…
なのに、何で諦められないんだろうなっ…」ー
そう言った、やり切れない様子の誉。
ー「あいつとはもう、そういう関係になった?」ー
そんな場所に自ら送って…
思わず引き止めた様子で、あたしの腕を切なげに掴んでた誉。
俺にもまだチャンスはあるかもって。
チャラそうな奴だったから、どうせ出張期間中の遊びだろうって。
だから俺は、あいつの事で苦しむ月奈を支えようと思った。
でもあいつとの過去を聞いて…
さすがに太刀打ち出来ないと思った。
記憶を失くしても、婚約者がいても、月奈に惹かれずにはいられないあいつと。
あんな辛い思いをしても、何年経っても、あいつを想い続ける月奈の間には…
微塵も入る隙なんかないって。
わかってたんだけど、諦めきれなかった…
それでもそばにいたかった。
だから協力したり相談に乗ったりして、みっともなくしがみついてたっ」
そう苦しげに顔を歪める誉に…
胸が矢継ぎ早に貫かれて。
「待って…
うそ待って……」
今さらのように、それらが思い起こされる。
ー「1%でも可能性があるなら、いくらでも待つ」ー
あたしの、そんな気持ちを知りながら…
ー「そんなに好きなんだな…
なのに、何で諦められないんだろうなっ…」ー
そう言った、やり切れない様子の誉。
ー「あいつとはもう、そういう関係になった?」ー
そんな場所に自ら送って…
思わず引き止めた様子で、あたしの腕を切なげに掴んでた誉。


