もうこれ以上、許さない

だからもう、身を引くしかなかった。


ただそうなると…
風人の事だから、今度はあたしに申し訳ないと思うだろう。

そう思わせたくなかったあたしは…
「身を引く事にしたから、口実にさせてほしい」と、誉に作り話の協力を頼んだ。


そうして、風人に「話がしたい」と連絡すると…
家にはまだ玉城さんがいるらしく、またパーミットホテルで落ち合うことになった。

見張られてるだろうけど、もう隠れて会うのは不可能だと思ったし。
関係が終わってない事も、どうせバレバレだと思ったから。

そう、あんなふうに取り乱して逃げたり。
玉城さんを振り切ってまで追いかけたりしたら、一目瞭然だし。
その時の会話も聞かれてただろうから、言い逃れなんて出来っこない。

今になって。
なんで玉城さんが、あたしとの接触を暴露してまで3人で話そうとしたのか…
わかった気がした。

同時に話せば…
言い訳する隙を与えないし、裏で都合よく説明される心配もない。
挙句、取り乱してボロが出れば…
関係が終わってない証拠にもなるからだ。


だけど、これで本当に最後だから。
今度こそ、ちゃんと身を引くから。
どうか玉城さんは(●●●●●)、これ以上風人を苦しめないで…