もうこれ以上、許さない

「意外と知能犯…」

「意外とってなに!
少しでも月奈といたくて、ない知恵絞ったのにっ」

「ない知恵絞ったんなら、意外になるじゃん」

「…あそっか」

思わず吹き出すも…
内心、泣きそうになっていた。

難しい状況下で、これほどの準備や手続きをするのは大変だったはずなのに…
家族はもちろん、友達や愛車とも離れがたかったはずなのに…
あたしのために一週間で終わらせて、戻って来てくれたなんて。


「それより、腹減ってないっ?
メシどーする?」

「あたしはなんでもいいけど…」

「じゃあ俺リクエストしていっ?」

当然OKすると、風人がリクエストしたのは…
またまたあたしの手料理だった!

作る場所は、風人が借りた家具家電付きのマンスリーマンションで。
向こうにいる間に手続きを済ませて、必要な荷物を今日の時間指定で受け取り、さっき片付けたところだという。

相変わらず料理に自信はないから、若干戸惑ったものの。
手料理の方が人目も避けられるし!と言われて、もっともだと思ったし。
風人が喜んでくれるなら、頑張るに決まってた。


それからあたしたちは、風人が借りたマンション近くにあるスーパーに行った。