もうこれ以上、許さない

「……は?」

あまりにサラッと言われた、耳を疑う言葉に。
突然ポイっと投げれらた、胸を撃ち抜く言葉に。
思考が止まって、パチクリと固まる。


「うわ、ドン引きっ!?
いや絶対お買い得にするよっ?
とりあえず試してみっ?」

「試すって…
お買い得って…
お金取るんだっ?」
混乱の最中、風人くんの言葉を拾ってそう返す。

「月奈ちゃんならその笑顔でお釣りがくるねっ。
だからさっ?
これからは俺に、月奈ちゃんの事守らせてくんない?」

その瞬間、再び涙がこぼれ出す。


「うわごめんっ、泣かせるつもりじゃなかったんだけど…
なんかもう月奈ちゃんの事がほっとけなくて。
守りたくてたまんなくなってさ…
一方的にごめんっ」

「違うよっ、違う…」
ぶんぶんと首をふる。

「嬉しくて…
風人くんの事が好きだから、めちゃくちゃ嬉しくてっ…」

「マジで?
え、マジでっ!?
ぅおっっしゃあああああ!!」
渾身のガッツポーズをする風人くん。

「もお、声が大きいっ。
恥ずかしいってば…」

「いやも、月奈ちゃんと付き合えるのが幸せすぎて…
って、付き合うでOK!?
俺先走ってるっ?」