もうこれ以上、許さない

泣きじゃくってた話とリンクしたあたしは…
罪悪感に襲われて、何も言えなくなる。

「だから…
あなたが約束を守ってくれないからっ、親に言うしかなかったのにっ…
あの男もグルだったんだね?
ほんとは彼氏じゃないんでしょっ?
ねぇっ、親まで騙してなんとも思わないのっ!?」

なんとも思わないわけなくて…
心苦しさで、思わず顔を歪めると。

「…やっぱりね」
カマをかけたと言わんばかりの言葉がこぼされる。

しまった!どうしようっ…

「こうなったらすぐにでも、風人を今の仕事から外してもらわなきゃね」

「っ、待ってよ!
あたしはほんとにっ、」

「今さらシラを切っても遅いからっ。
残念だけど、浮気の事を父に話すわ。
そしたら風人だけじゃなく、おじさまもおばさまもめちゃくちゃ責められると思う。
空人くん、まだ小学生なのに…
おじさま、仕事失っちゃうかもね」

「お願い!
家族まで巻き込まないでっ」
家族に罪はないし、そんな事になったら風人がどんなに苦しむか…

「あなたのせいでしょ!?
風人も、風人の家族も、みんなあなたの犠牲になってるんじゃないっ。
あなたは疫病神なの!
あなたがみんなを不幸にしてるのっ!」

胸が、ザクリと切り付けられる。