もうこれ以上、許さない

「…ごめんねっ」

「いや責めてるわけじゃなくてっ…
悪いけど俺、抱きたくて狂いそうだし、頭ん中じゃめちゃくちゃ襲ってるよ?」

「なにそれっ、危ない人じゃん」

「うん、マジでヤバいし、すげぇしんどい。
けどそれ以上に、月奈を大事にしたいから」

だから抱かなかったんだ…
胸がぎゅっと締め付けられる。

正直、それでも抱いて欲しい。
だけどそんなふうに大事にしてくれるのは、すごくすごく嬉しいから…
我慢するし。
あたしも風人が大事にしてくれる自分を、ちゃんと大事にしなきゃと思った。


「…じゃあ、ぎゅっとして?」
性的に抱き合えなくても、せめて物理的に…
少しでもくっついていたかった。
そして。

「ぎゅっとしながら、それ(●●)やって?」
まだよしよししてくれてる手に目線を向けると。

「っ、いくらでもするっ」
ベッドに横たわってた身体が、むぎゅうと抱き潰される。

「…ちょっ、苦しいって!」

「あ、ごめんっ。
あまりにも可愛いすぎて…
つーかなにその破壊力!
おねだり月奈ガチでヤバいっ。
マジで俺もう…気は確かっ!?」

「知らないよっ。
もお、よしよしはっ?」
興奮する風人に、今さら照れくさくなる。