もうこれ以上、許さない

「じゃあどけるまで舐めるよ?
ほら、早くどけて?
それとももっと、舐められたい?」
甘い声音で問いかけながら…
その唇が手のひらをたどっては、()んで。
その舌がぬらぬらと這っては、ニュルリと指の間を(まさぐ)っていく。

「ゃっ、あぁっ…!」

「っ、月奈エロいって…
そんな感じられたら、我慢出来なくなんじゃん」

「しなくていいよっ。
なんで我慢するのっ?」

「いやするだろっ。
まだそんな関係じゃないんだし…」
と、悩ましげに片手で顔を覆う風人。

「…キスはこんなしてるクセに?」

「だってキスは…
外国じゃ挨拶だし?」

「ここ日本!」

「でも俺っ、弟と妹がちっちゃい時は普通にちゅーしまくってたし」

「でもこんなえっろいのはしないよねぇっ?」

「そーだけどっ…
ごめん!キスは我慢出来ませんでしたっ」

「だから我慢しなくていんだって!
ここまでやったら同じようなもんだし」
どのみち玉城さんには寝取ったと思われてるし。
お泊まりしてる以上、やってなくてもそうなるし。

「同じじゃないって!
今の関係で最後までシたら、ただのセフレじゃん。
俺はあいつみたいに、月奈をそんな扱いしたくない」

「…あたしはそれでもいいのに?」