もうこれ以上、許さない

親を巻き込みたくなかったし。
唯一の味方で理解者の珠和ですら…

「お姉ちゃんはなんっにも悪くないよっ?
そんなの払う必要だって全然ない!
だいたい、玉城さん(あのおんな)の言ってる事もほんとかどうか怪しいし…
自分の嘘がバレないように、大学を辞めさせようとしてるだけだって!
絶対そうだよっ。
ていうか、受け取る方もどうなのっ?」
って反対してたくらいだから。

お父さんには尚更、わかってもらえるはずもなかったし。
下手したら風人のご両親に、文句だって言いかねないと思ったから。

あたしは今さらのように、風人の気持ちが痛いほど身にしみていた。

ー「何度もいうけど、風人のせいじゃないんだし…
もういんじゃない?」
「よくないよっ。
同じく何度もゆうけど、俺のせいだし」ー

どんなに擁護されても、たとえ納得いかない部分があっても、自分を責めてしまう気持ちが…


「ふざけるなっ!
誰が学費を払ってると思ってるんだっ。
今までの分を無駄にさせる気かっ!?
そんな事は絶対に許さん!」

「じゃあ返すよ!
その分返せば文句ないでしょっ?」

その途端、バシン!と頬をはつられる。