もうこれ以上、許さない

「いいかげんにしろ!
珠和にそっとしといてやれとは言われたが…
いつまでそうやってるつもりだっ。
何があったか知らんが、落ち込んでても何も解決しないぞっ!?
今自分にやれる事を精いっぱいやるしかないんだっ」
痺れを切らしたお父さんに、そうドヤされる。

わかってるよっ。
わかってるけど、心がついていけないし…
玉城さんと会うのも辛い。

「なのにお前は、どうして当たり前の事すら出来ないんだっ。
情けない…
いいか、明日からちゃんと行くんだぞ?
これ以上迷惑をかけるな」

迷惑…
そうだね。
あたしは風人にも風人のご両親にも、そして自分の親にも迷惑かけてばっかだね。

お父さんの言う事は間違ってないんだろうけど。
今のあたしには、自分をさらに追い詰める言葉でしかなくて…
ぼろぼろとまた涙がこぼれた。


だけど、これ以上迷惑をかけるわけにはいかなくて…


次の日、重い足を引きずって学校に行くと。
あたしは…

「玉城さんの彼氏に無理やり言い寄って、フラれた腹いせで階段に突き飛ばしたらしいよ」と、あちこちで聞こえる陰口を叩かれていた。