「わかってるよ。
風人の記憶を殺しといて、さんざん苦しめといて…
愛する資格も愛される資格も、そばにいる資格すらないって事もわかってるっ」
「…もしかして、それで地元を離れてこっちに?
ていうか大学は?」
痛いとこを突かれて、一瞬ためらったものの…
ここまで話しといて、そこを濁すのもどうかと思ったし。
やっぱり打ち明けたかったのか…
もう洗いざらい話してしまえ!と。
あたしは、風人が記憶喪失になってからの事を話し始めた。
「大学は、辞めたの。
でもこっち来た理由は、そばにいる資格がないからじゃなくて…
ただ、逃げて来ただけなの」
そう、辛くて、ショックで…
自分は要らない存在なんだって、そこから消えてしまいたかった。
そんな、あの頃を思い返した。
*
*
*
風人が救急車で運ばれたあと。
あたしは、もしもの事があったらどうしようと…
心臓が破裂しそうな思いで、震えが止まらず。
後でやってきたご両親に、自分のせいだとただひたすら謝った。
最初は戸惑ってたご両親だけど、すぐに玉城さんが…
「そうよ、あなたのせいよ!
あなたが全部悪いのよっ!
あなたさえいなければっ…
もう帰ってよ疫病神!
あなたがいたらろくな事ないっ」
と泣き喚いて。
風人の記憶を殺しといて、さんざん苦しめといて…
愛する資格も愛される資格も、そばにいる資格すらないって事もわかってるっ」
「…もしかして、それで地元を離れてこっちに?
ていうか大学は?」
痛いとこを突かれて、一瞬ためらったものの…
ここまで話しといて、そこを濁すのもどうかと思ったし。
やっぱり打ち明けたかったのか…
もう洗いざらい話してしまえ!と。
あたしは、風人が記憶喪失になってからの事を話し始めた。
「大学は、辞めたの。
でもこっち来た理由は、そばにいる資格がないからじゃなくて…
ただ、逃げて来ただけなの」
そう、辛くて、ショックで…
自分は要らない存在なんだって、そこから消えてしまいたかった。
そんな、あの頃を思い返した。
*
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風人が救急車で運ばれたあと。
あたしは、もしもの事があったらどうしようと…
心臓が破裂しそうな思いで、震えが止まらず。
後でやってきたご両親に、自分のせいだとただひたすら謝った。
最初は戸惑ってたご両親だけど、すぐに玉城さんが…
「そうよ、あなたのせいよ!
あなたが全部悪いのよっ!
あなたさえいなければっ…
もう帰ってよ疫病神!
あなたがいたらろくな事ないっ」
と泣き喚いて。


