もうこれ以上、許さない

ー「じゃあどうやったら、月奈の心に入れる?」
「諌には話せて、あの客とも悩みを共有出来て…
なのに相変わらず俺はダメなんだ?」ー

そういった発言を繰り返してた誉だから…
よほど心を許せる存在になりたかったんだろう。

さすがに友人関係を断わるのはどうかと思ったし。
どのみちマスターと繋がってる以上、そこでは今まで通り接するから…
あたしはその条件を了承した。


それはさておき。
目の前では…

「…マジで?
え、マジでっ!?
うっわ、すげえ嬉しい!
ヤバい、めちゃくちゃ嬉しいっ」
と興奮する風人。


「え、でもなんで急に…
あいつとなんかあった?
まさか俺のせい!?」

「ううんっ、そうじゃなくて…」

言えっ、ほら言うよ!?
心臓が破裂しそうなほどドキドキする。

「あたしの心には、もう菊川さんしかいないからっ」

すると風人は、目をパチクリして固まった。


「…え、これ夢?」

「現実だよ…」

「じゃあドッキリとか?」

「もお!
勇気振り絞ったのにっ」

「ごめん!だって…
え、ガチっ!?
え、なんで急にっ?」

確かに、そうテンパるのもムリはない。
ついこの前まで、1%の可能性もないって言っといて…
勝手だよね。