もうこれ以上、許さない

「うん、頑張る…
ヤバい、すげぇやる気出てきた。
ありがと月奈ちゃん、めちゃくちゃ頑張れる!
じゃあまた後でっ」
今度は嬉しそうに立ち去る風人。

これからは、風人をもっともっと喜ばせたい。
喜んでくれたらいいな…
その時間を心待ちにしながら、あたしも残りの業務を頑張った。



そうして、その時を迎えると…
あたしたちはまた、例のラーメン屋を訪れた。

前回はそこで風人が告白してくれたから…
今回はあたしがそうしたいと思ったからだ。

ムードないけど。


「それで、ね?
まず報告なんだけど…」

「ちょっと待った!
ごめんっ、ちゃんと聞くけど…
心の準備させてっ?」
そう言って深呼吸する風人。


「やっぱダメだ…
もういいよ、ひと思いに言って?」

いったいどんな悪い想像してんだろ…

「あのね、誉とはもうセフレ(今まで)の関係をやめたから」

「やっぱりかぁ〜」
片手で頭を抱えて、深くため息を吐く風人。

え、まさか今さら的な?
やっぱり玉城さんとやってく事にしたから困る的なっ?
そう焦った矢先。

「つまり、付き合い始めたって事?」

「逆っ。
普通の友達になったの!」

そう、誉の条件は…
「月奈の、なんでも話せる親友になりたい」だった。