もうこれ以上、許さない

風人のそういう、面倒見がいいとこも…
つい手助けしちゃう、優しくてフレンドリーなところも…
ほんとに素敵だし、大好きだった。

なのに、それをあたしだけに向けて欲しいと思ったりして…
今となれば、バカだったと後悔しかない。


「月奈ちゃんおつかれっ。
やっと会えたし」
男の子を見送って、そうこっちに来た風人。

「お疲れ。
やっと、って…
昼間も会ったじゃん」

「そーだけど…
いや実はさっ。
ここんとこ休みの日は、月奈ちゃんが帰る時にも、偶然ぶって会おうとしてたんだよね。
そしたらなんか、結ばれる運命ぽいかなって」

「…相変わらず赤裸々だね」
しかもそれ、運命ぽいどころかバカっぽいから…

「え、俺他にもなんか言ったっけ?」

しまった!久々やらかしたっ。
出会った日の事思い出してた…

「まぁ、色々っ?
それより、ネタバレしたら意味ないじゃん」

「そーなんだけど…
成功率低めだから、もういっかなって。
なーんかいつも、そのタイミングで困ってる人が現れてさっ?
手伝ってたら、いつのまにか月奈ちゃん帰ってるし」

なるほど、それでやっとか…
風人らしいや。
そんなとこも愛しくて、自然と笑みがこぼれる。

そんなあたしに、いきなり。