このままじゃダメだ…
1度外れたタガは、もう元には戻らなくて。
それどころか手の付けようがないくらい、気持ちは膨らむ一方で…
もう意地でも、風人の方を諦めさせるしかないと思った。
その日、誉よりあとにやってきた風人の前で…
「ねぇ誉、今日も家に泊まっていっ?」
いきなりプライベートな話題を持ち出して、そう甘えると。
当然驚く誉。
風人の方は、怖くて見れなかった。
「…いいに決まってるだろ?
この際やっぱり、一緒に住む?」
「そうだねっ、考えとく」
そうして誉を見送ると。
風人は壁に寄りかかったまま、うつむいていて…
「っ、お待たせ菊川さん」
割れそうな心を隠しながら、平然と声かけた。
無言でカウンター前に来た風人は暗い顔で、やるせないような表情を覗かせてて…
傷付けたくないのに、そうするしかなくて。
今すぐ抱きしめたいのに、出来るわけなくて。
どうしよう、胸が痛くてたまんない…
「…あのさ」
ふいに風人が口開く。
「わざわざ俺の前でゆう?」
「っ…
わざわざ言ったわけじゃないけど、お客様の前で失礼だったね。ごめん」
「だからそうじゃなくてっ…
俺の気持ち知っててゆうとか、絶対わざとだしっ。
つーか!」
語尾と同時、バンと両手をカウンターにつき。
1度外れたタガは、もう元には戻らなくて。
それどころか手の付けようがないくらい、気持ちは膨らむ一方で…
もう意地でも、風人の方を諦めさせるしかないと思った。
その日、誉よりあとにやってきた風人の前で…
「ねぇ誉、今日も家に泊まっていっ?」
いきなりプライベートな話題を持ち出して、そう甘えると。
当然驚く誉。
風人の方は、怖くて見れなかった。
「…いいに決まってるだろ?
この際やっぱり、一緒に住む?」
「そうだねっ、考えとく」
そうして誉を見送ると。
風人は壁に寄りかかったまま、うつむいていて…
「っ、お待たせ菊川さん」
割れそうな心を隠しながら、平然と声かけた。
無言でカウンター前に来た風人は暗い顔で、やるせないような表情を覗かせてて…
傷付けたくないのに、そうするしかなくて。
今すぐ抱きしめたいのに、出来るわけなくて。
どうしよう、胸が痛くてたまんない…
「…あのさ」
ふいに風人が口開く。
「わざわざ俺の前でゆう?」
「っ…
わざわざ言ったわけじゃないけど、お客様の前で失礼だったね。ごめん」
「だからそうじゃなくてっ…
俺の気持ち知っててゆうとか、絶対わざとだしっ。
つーか!」
語尾と同時、バンと両手をカウンターにつき。


