もうこれ以上、許さない

「ううんっ、大した事じゃないの」

「…そっか。
でも諌には話せて、あの客とも悩みを共有出来て…
なのに相変わらず俺はダメなんだ?」

だって妹さんが犯人だったら、誉が傷つくからじゃん!
とは言えなくて。

「いや、まぁ…」
気まずさを誤魔化すように、お酒に手を伸ばすと。

「はーい!ポンポンターイム」
マスターが明るく割り込む。

「しつこ…
何回やる気だよ」

「お前こそ、そのキャラしつこいぞー。
飲む時くらい楽しく飲もうぜ?
何飲む?」

「…じゃあ、月奈と同じの」

「はあっ?俺お前にもポンポンすんのっ?」

「いーじゃん!見たい見たいっ」
ハイテンションで食いつくと。

2人は顔を見合わせて…

リクエスト通り、それで思いっきり楽しませてくれたから…
あたしは無言電話なんかものともしない元気を、たっぷりともらったのだった。



そしてその夜も例のごとく、恋人プレイに身を任せてると…

「月奈()俺だけ見てっ?
俺が一生守るからっ」

も、ってなに?
一生って、それもプレイっ?

勢いを増す言葉攻めと、胸につけられてたキスマークに…
希望通り、誉に騒ぐ胸を取り戻せてた。