もうこれ以上、許さない

なにそれ…
どういう意味?
それであたしが好きになったら、どうする気っ?
玉城さんと結婚するくせに…
思わせぶりにもほどがある!

「いいかげんにして!
そんなに肉じゃがが食べたかったら、婚約者(●●●)に作ってもらいなよっ。
だいたい、そんな相手がいながら他の人に作ってもらうとするなんて、女舐めすぎじゃないっ?」

堪忍袋の緒が切れて、とうとうその漢字3文字を口にすると。
風人は目を大きくして戸惑った。


「…マスターから聞いたんだ?」

「誰からでもいいじゃん」

「…うん、ごめん。
けど隠してたワケじゃなくて…
言う必要ないかなって」

その言葉に、ザクリと胸が斬り付けられる。


「そうだね、ただの店員とお客様だもん。
言う必要はないね」

「そうじゃなくて!
話せば長くなるんだけど…
実は俺、」

とそこで、お客様が立て続けに来店し…
風人は「また今度」と帰って行った。


そしてあたしは…

実は何!?
ずっごく気になるんだけど!と。
それ以降、その事で頭がいっぱいになる。


おかげで、誉にLINEするのをすっかり忘れてしまってた。