………神様は不公平すぎる



もはやここまで来ると驚かなくなってしまった……




なんかおかしいとは思っていた



昨日から私の隣の席だけ空いていたから。



「…か、夢花!聞いてた?」



佑唯の顔がドアップで映る。




「うっ…………うわぁーーー!!」




ダン!…




私は驚きのあまり椅子ごと倒れてしまった。




きっと今日は厄日だ。




「痛た………」




「夢花!大丈夫か!?」


そう言って手を貸してくれる佑唯。







初めて見たかもしれない。こんなに佑唯が焦った顔




その顔に、私は少し笑みを浮かべた