「……私のことどう思ってる?」 「…起きてたのか」 「私って」 暗いし、麻衣はむこう向いてるけど、声が少し震えている。 麻衣のこんな声を聞いたのは久しぶりだ。 「奏太の幼なじみじゃないほうがよかった?」 は? 反射的に麻衣の横に手をつき、覆いかぶさった。 びっくりするようにこっちを見る。 「バカ、家族みたいなもんだろ。今更どうこうとかねーよ」 家族、とか。 自分で言っといて傷つくなんて。 「………やだ」 とたん、麻衣の両目から涙が溢れる。 「家族じゃ、いやだ……………」