夏美が佐川先輩と付き合ったらもう一度トリプルデートしようって話してるの。
今度はお買い物にみんなで行きたいな。
「今日も集まってるね…。麻衣ちゃん、有名人になっちゃったね」
「何かあったらすぐに言うんだよ。
私たちにも、瀬上くんにも」
美琴と夏美はさらに過保護になって私を守ってくれてる。本当に嫌がらせはないんだけど「油断はできない!」って。
2人がとっても優しくしてくれてるからずっと救われっぱなしだよ。
「公開告白なんて、幼なじみくんもずいぶんとやったよなー。俺もそんくらいすれば良かったかなぁ」
すんなりと輪の中に入ってきたのは、多賀くん。
元から居たくらいに、多分私以上にこの学校に馴染んでいる彼は最近また噂が流れている。
「誰かと思えば。美女と楽しく買い物してた人じゃない?」
美琴がふふっと笑って言う。
「もう乗り換えたの?」
多賀くんは苦々しい顔をしながら違うんだよ、と首を振る。

