女の子の告白に私の心はまたモヤモヤとしてしまう。
人を好きになるのは自由なのに。
私にそんな権利はないのに。
奏太は私のものだって。私だけのものだって。
そんな悪いよくばりな気持ちが私の中に生まれている。
麻衣は俺のものだって言いたい。
観覧車で奏太が言っていたこと。
私もだよ。
奏太は私のものだって言いたい。
「ごめん」
いっとき静かになっていた間、奏太の声が響いた。
学校でのクールな奏太そのままの返事。
安心してしまう私に本当に嫌気がさす。
「……それと。この場でいいたいことがある」
終了と思われた雰囲気の中、奏太が更に続けた。
「俺は白城麻衣と付き合ってる」

