「一部抜粋します…」
朝。
昨日楽しくてはしゃいじゃったのもあり、ぐっすりと寝ていた。
布団もぬくぬくで温かかったし。
いつものように優しい奏太が起こしに来てくれたんだけど。
『麻衣、起きろ。今日は早く起きるんだろ?』
その一声だけで珍しく私は目を開けた。
ぼーっとしていたけど。
うっすらと見えていく視界でやけに近距離の奏太の顔を見つけて、今度こそバチッと目が覚めた。
『奏太っ?ちか……』
私の上に覆いかぶさり、無言で顔を近づけてきて。
チュ、とキスされる。
『なっ、何!?急に!』
問答無用。今度はほっぺに、首に、鎖骨に。
こそばゆくて恥ずかしくて必死に布団にくるまろうとするけど、あっさり引き剥がされる。
訳が分からないしまだカーテンも開けてないから薄暗いし。
お父さんたちが部屋に入ってきたら、いくら付き合っているのを知っていてもびっくりするし、恥ずかしいよ!
急に始まったキスに追いつけなくて変な声をもらしてしまう。

