「夏希、起きて!風邪ひくよ!寝るならベッド行きなよー!」

と、起こすも起きない。


相当お疲れのようで。

起こすのも可哀想なので、夏希に毛布をかけて静かに自室へ向かった。


先生って、やっぱり大変だよね?

生徒のこと、たくさん考えてるだろうし。


前に、教師なんて雑用な仕事ばっかだーってなげいてたっけ?

きっと、先輩先生に雑務おしつけられてるんだろうな〜。


夏希、お疲れ様。


聞こえてもないのに、呟いた。