「だからって、何でオレがついてこなあかんねん……」
シィはオレの横で、いかにも不服そうに呟いていた。
今オレ達はまさに秘密の花園、女子高の正門前にいる。
正直、すんげー居心地悪いっす。
もう、さっきから下校中の女子達にガン見されまくり。
なんなんだ?
オレ達は別にいやらしい目的でここにいるわけじゃないっつの。
携帯も繋がらないし、最後の手段としてオレは学校帰りのサユリを待ち伏せすることにしたのだ。
さすがに一人で出待ちをする勇気がなかったので、シィに付き添ってくれるよう頼んで今に至るってわけ。
「昨日、自転車貸してやったやろ? オレにも協力してくれや」
「だいたい、なんでオレやねん。サトシかヤマジに頼めばいいのに」
オレだって、それができるならそうしてたけど……。
サトシは例のS女の女の子の件があるので、さすがにココに来るのはまずいわけで……。
ヤマジはこんなことに付き合ってくれるようなヤツじゃない。
消去法で残ったのはシィだけだったのだ。
「ま、いいけどな。お前も色々あったみたいやし」
シィにはここに来る前に、全部事情を説明した。
その時点で初めてサユリと別れたことを知ったシィはかなり驚いていた。
「あのさぁ……」
サユリが出てこないかと、正門のあたりをうかがっているオレにシィが話しかけてきた。
「オレらが気づいてないとでも思ってたん?」
「へ?」
シィはオレの横で、いかにも不服そうに呟いていた。
今オレ達はまさに秘密の花園、女子高の正門前にいる。
正直、すんげー居心地悪いっす。
もう、さっきから下校中の女子達にガン見されまくり。
なんなんだ?
オレ達は別にいやらしい目的でここにいるわけじゃないっつの。
携帯も繋がらないし、最後の手段としてオレは学校帰りのサユリを待ち伏せすることにしたのだ。
さすがに一人で出待ちをする勇気がなかったので、シィに付き添ってくれるよう頼んで今に至るってわけ。
「昨日、自転車貸してやったやろ? オレにも協力してくれや」
「だいたい、なんでオレやねん。サトシかヤマジに頼めばいいのに」
オレだって、それができるならそうしてたけど……。
サトシは例のS女の女の子の件があるので、さすがにココに来るのはまずいわけで……。
ヤマジはこんなことに付き合ってくれるようなヤツじゃない。
消去法で残ったのはシィだけだったのだ。
「ま、いいけどな。お前も色々あったみたいやし」
シィにはここに来る前に、全部事情を説明した。
その時点で初めてサユリと別れたことを知ったシィはかなり驚いていた。
「あのさぁ……」
サユリが出てこないかと、正門のあたりをうかがっているオレにシィが話しかけてきた。
「オレらが気づいてないとでも思ってたん?」
「へ?」