片想い



「沙羅!」

秋くん....?!


「びっくりした!どうしたの?
一年の教室来たの初めてじゃない?」


「なんか沙羅が俺のこと避けてるから、逃げられないように直接来た。」


避けてたことバレてた...


「き、気のせいだよー。」

「ちょっとこっち来て!」


腕を掴まれた瞬間、クラスの女子の黄色い悲鳴が聞こえてきた。

少し離れた空き教室に連れてこられ、
両手首を掴まれた状態で逃げ場がない。


それよりも、秋くんとの距離が近すぎてヤバイ。

大きい手、スラッと伸びた身長、引き締まった体、日に焼けた肌、整った顔。


どれも刺激が強すぎるよー!!


なんて考えていると、


「沙羅は俺のこと嫌いになったの?」

「へ?」

「...急に避けだしたから。」

「嫌いになんかなってないよ!
むしろ好きすぎるっていうか!!」

「じゃあ、なんで避けるの?」

「そ..それは、」

その時


ガラッ!!

すごい勢いで誰かが入ってきた。