夏休みが終わって、学校が始まった。



私たちは相変わらず、5人でワイワイと騒ぎながら楽しく過ごしている。



立川くんとは、仲良くはなれたと思うけど、思いを伝える勇気はまだない。



立川くんが、本当にいーちゃんのことが好きなら、辛いし悲しいけど応援したい。



単純に、ふられるのが怖いっていう思いもあるけど、立川くんにこの思いを伝えて、この関係が壊れることも怖い。



臆病で、ネガティブな自分が顔を出して素直に思いを伝えられない。



そのことで悩んでいたある日のことだった。