とりあえず、その場を片付けようと動き出す。 さすがに、ぶちまけたこの辺りは人が避けて通るから、今のうちに。 「そんな!いいです、悪いですからっ」 片付けてた俺に、彼女は言う。 「なんで?二人の方が早く終わるじゃん」 まだ、この場を離れたくないんだ。 …やっと俺が君の視界に入れたのに。 終わらせないでくれ。