この声で、キミに「好き」と伝えたい。

豹くんの『すごい』というたったひと言が、あたしの鎧を剥がしてくれた。


ずっと…その言葉を聞きたかった。


優勝して、周りから祝福の言葉を贈られるよりも…。

豹くんからの言葉を聞きたかったんだ。


今では、ただ優勝するためだけに歌っていて、なんのために歌っているのかと、自分でも目指す先が曇りかけていたけれど…。

豹くんと再会したことによって、あたしの視界が晴れたのだった。