美歌は、朝食で好きなものだけ食べてしまうと、ママの説教から逃げるようにリビングから出て行ってしまった。
そして少しすると、玄関のドアが閉まる音がした。
どうやら、なにも言わずに学校へ行ってしまったようだ。
「はぁ〜…」と深いため息をつくママが、あたしの向かいの席でトーストをかじっている。
「…なにがいけないのかしら。美歌にだって、生まれたときからちゃんと歌を教えてあげて……」
そして少しすると、玄関のドアが閉まる音がした。
どうやら、なにも言わずに学校へ行ってしまったようだ。
「はぁ〜…」と深いため息をつくママが、あたしの向かいの席でトーストをかじっている。
「…なにがいけないのかしら。美歌にだって、生まれたときからちゃんと歌を教えてあげて……」



