この声で、キミに「好き」と伝えたい。

豹くんにこうして抱きしめられる日がまたくるなんて、まるで夢みたい。

だけど、夢じゃない。


5年半分の心の寂しさの穴を埋めるかのように、あたしたちは抱きしめ合った。



…そこへ。


「…いつまでそんなことしてるの。人様に見られてるから、早くやめてちょうだい」


表情を歪めたママがゆっくりとやってきた。


豹くんはママに気づくとあたしの体を離し、ママの方へ向き直る。