この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だけど、このロータリーで待っていてくれていた。


豹くんが指差す方に目を向けると、見覚えのある漆黒に光る豹くんのバイクも見えた。


「ツーリングがてら、ここで千歌を待つのが、この半年の日課になってた」

「…ごめんね。遅くなっちゃって」

「そんなのいいよ。だって、ちゃんと俺のところに戻ってきてくれたんだから」


この5年半の間で、豹くんの気持ちが冷めてしまったんじゃないかと不安になったときもあったけど…。