この声で、キミに「好き」と伝えたい。

連絡もない相手の帰りを待つなんて、途方もないことなのに…。

豹くんは、大変そうな素振りは見せず、ただあたしに会えたことだけを純粋に喜んでくれていた。


「千歌、髪切ったよね?ぱっと見気づかなくて、声かけるのが遅れちゃった」

「あたしだって、まさか豹くんがいるだなんて思ってなくて…」


いてくれたらいいなという淡い希望を持っていたけど、空港内にその姿はなくて落ち込んでいた。