この声で、キミに「好き」と伝えたい。

でも、どこか嬉しそうに笑みがこぼれているようにも見える。


「…千歌、コンクールは?さっき中継見てて…驚いた。なにかあったの?」

「うん、あのね…!あたし…、大事なことに気づいて…」

「大事なこと…?って言っても、千歌にとってこのコンクールより大事なことなんてー…」

「あるのっ!このコンクールより大事なことが…!」


そのことに気づかせてくれたのは、紛れもなく…今あたしの目の前にいる、豹くんだよ。