この声で、キミに「好き」と伝えたい。

それは、アヤミちゃんだった。


アヤミちゃんとは、ハロウィンの夜のあの出来事以来会っていなかった。


アヤミちゃんは、一瞬あたしに声をかけるか迷ったらしいのだが、テレビであたしがコンクールを放棄したことを知って、たまたまその姿のまま歩道を走っているのを見かけて、思わず呼び止めてしまったのだと言う。


「…千歌さん、どこへ行くつもり!?コンクールは!?」

「ああ…。それはね…」