この声で、キミに「好き」と伝えたい。

優しくて、いつもあたしの歌を楽しみにしてくれる豹くんと、どうして仲よくしちゃダメなのかがわからなかった。


確かに豹くんは、学校ではやんちゃなほうではあった。

よく、上級生とケンカしていたし。


だけどそれは、上級生にいじめられていたあたしを守るため。


小学1年生よりも何倍も体の大きな上級生相手に、豹くんは怯むことなく1人で立ち向かっていく。

そして必ず、上級生を追っ払ってくれるのだ。