この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「千歌さん、今…大事なコンクールじゃ…。って、ホールから飛び出したのはテレビで見てましたけどっ…」

「…急にどうしたんすかっ!?」

「それに、その格好…!」


あたしは履いていたハイヒールを手に持って、裸足だった。


「走るのに邪魔だったから…、途中で脱いじゃった」

「脱いじゃった…じゃないっすよ!裸足でここまでくるなんて、無茶すぎますっ!」

「そうっすよ!もし、足の裏でも切ったりしたら…」