この声で、キミに「好き」と伝えたい。

ハイヒールを履いて、ドレス姿のまま道を走るあたしを、周りの通行人は振り返って二度見する。

そんなことは気にもせず、あたしは無我夢中で走った。


なにも、ただ闇雲に走っているわけではない。


あたしには、向かわなければならない場所があった。


それは、ホーム。

そこには、きっと豹くんがいる。



声を失くしたときも、一番にあたしのことを心配してくれて、励ましてくれた。