この声で、キミに「好き」と伝えたい。

その道の最後は、衛斗との結婚という行き止まりが待ち構えていた。



ママみたいなプロのソプラノ歌手になりたい。


それが、幼い頃からの夢だった。


その夢に最も早く近づける方法は、有名音楽大学へ入ること。


今のあたしは、それを掴める場所に立っている。


このコンクールで優勝することは、豹くんや覇国のみんなも応援してくれているはず。

だから、1年前みたいな無様な姿を再び晒すことなんてできない。