この声で、キミに「好き」と伝えたい。

衛斗は一体、どこまでのことを知っているのだろうか…?


でももし、予めあたしとの結婚を知っていたのなら、暴力であたしを縛って、なんとしてでも自分のものにしようとまではしないはず。

だから、おそらく衛斗は結婚の話は知らない。


だけど、衛斗なら…あたしとの結婚に反対はしないだろう。

むしろ、喜んで受け入れるに違いない。


あたしは、このコンクールで優勝して、また音大への切符を手に入れて、ママに認められるためにここまでがんばってきたのに…。