この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「そうだなっ。聞くところによれば、第1課題曲の評価から、千歌の優勝はほぼ間違いないそうじゃないかっ」

「そうなれば、音大への推薦も獲得できるし、あの音大ならウチから通う方が近いものね!」

「大切なボクの娘だ。これまで同様、送迎の車をつけて行き来させるよ」


……そんなっ。


あたしは、言葉が出てこなかった。


なんで…。

どうして…!?


思うことは、ただそれだけ。