この声で、キミに「好き」と伝えたい。

それがなんなのかはわからないけど、悪いことばかりしか浮かんでこない。


いろいろと考えを巡らせてはみたが、それはあたしが予想もしていなかった……最悪な約束だった。



「デアンジェリス家としても光栄なことだよ。あの天才歌姫が、ボクの娘になるだなんて」

「そうね。千歌さんは、衛斗にふさわしいお嫁さんになるわ!」


一瞬、あたしの頭がフリーズする。


聞こえてきた言葉を理解するのに時間がかかってしまった。