この声で、キミに「好き」と伝えたい。

休憩時間も残り半分に差し掛かろうとしたとき…。

ベッドフォンを外したタイミングで、とあるママの声が耳に入ってきた。


「……それでなんだけど。あの件…いかがかしら?」


明らかにこれまでの会話とは違う、低く小さな声で話すママ。

まるで、人に聞かれないようにしているよう。


だけど、真後ろにいるあたしの耳に入ってきてしまう。


「…その件ね。もちろんオッケーよ。ねっ、あなた」