この声で、キミに「好き」と伝えたい。

後ろの3人は、あたしの存在には気づいていないらしく、思い出話に耽っている。


もし気づかれたら、同じテーブルにくるよう誘われるに決まっている。


せっかく1人で集中するところだったから、それは勘弁。

それに、ヘタに動けばバレそうだから、あたしはここで静かに息を潜めながら曲に浸ることにした。


……だから、聞こえてしまったんだ。


知りたくもなかった真実を……。