この声で、キミに「好き」と伝えたい。

あたしと後ろの席を隔てるのは、目隠しとして並べられたおしゃれな観葉植物の植え込みのみ。


だから、耳のいいあたしにはすぐそばのテーブルの会話なんて、意識して聞いていれば筒抜け状態。


観葉植物の葉が邪魔で、はっきりと顔は見えなくとも、自分の親の声を聞き間違えるはずがない。


そして、あとの2人の男性と女性は…衛斗の両親だ。

ここ最近は会っていなかったけど、この2人の声も特徴的だからすぐにわかる。