この声で、キミに「好き」と伝えたい。

衛斗と音を合わせるくらいなら、このカフェで曲に浸っている方が落ち着く。


衛斗との通話を切ったスマホをテーブルに置き、またヘッドホンを耳にかけようとした……そのとき。


「お久しぶりね!いつもテレビで拝見してるわっ」

「そんな…恥ずかしい!本当は、もっと早くにご挨拶へ行くべきだったのに…、こんなに遅くなってごめんなさいね」

「いいんだよっ。キミは売れっ子だからね」