この声で、キミに「好き」と伝えたい。

『そんな愚問、ボクに聞くのかい?』


素直に答えればいいものの、やっぱり衛斗はひねくれている。

だけど、その言い方で結果がわかった。


『天才歌姫雨宮千歌が、こんな低レベルな争いに負けるわけがないだろう?』


そんなことを言ったら、同じ控え室内にいる出場者たちの怒りを買ってしまいそうだけど、相変わらず衛斗は空気は読めないし、デリカシーの欠片もない。