この声で、キミに「好き」と伝えたい。

豹くん、あたしのこと知ってくれていたんだ。


「小さいときから、ソプラノ歌手になりたいって言ってたもんな〜。すごいな、今も歌手続けてて」

「歌手だなんて…大げさだよ!プロでもないし、ちょっと歌をかじってるだけのただの高校生だよ」

「ちょっとかじってるだけじゃ、コンクールで優勝なんかできないよ?…しかもその制服、カナリヤのだよな?ちゃんと夢叶えてるじゃん」