この声で、キミに「好き」と伝えたい。

電話越しから聞こえるざわつく声には、喜びを表す甲高い声と、悔し涙を流しているのか鼻をすする音も聞こえる。


つまり、審査結果で天国と地獄に分かれた人たちが、衛斗のいる控え室に集まっているということ。


あたしの結果も、衛斗なら知っているはず。

だからこそ、このタイミングで電話をしてきたのだ。


ここのカフェからじゃ結果はわからない。

そのために衛斗に聞いたというのに、その衛斗と言ったら…。