この声で、キミに「好き」と伝えたい。

第1課題曲には間に合わないが、第2課題曲までには向かうことができると。


つまり、万が一でもあたしが第2課題曲に進めなければ話にもならない。

あたしのデアンジェリス家での努力は、第2課題曲をママの目の前で披露することに意味がある。


それで優勝を掴めば……。

あたしは自由だ。



頼んだアイスティーの氷が半分ほど溶け始め、第2課題曲に浸っていた最中に、ポケットに入れていたスマホが震えた。