この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だけど、準備は万端。

最高に気持ちも乗っている。


まずは、この第1課題曲を歌い上げてみせる。


あたしは1年ぶりに、大きなホールのステージに足を進めた。


スポットライトが眩しいくらいにあたしに寄り添う。

ステージに響くのは、あたしのピンヒールの音だけ。


ピリッとした緊張感が、心地いいくらい。


“雨宮千歌は、本当に声を取り戻せているのか?”